よくあるご質問

屋根の葺き替えQ&A

わからないこと、ちょっとした疑問。なんでもお答えします!

どの屋根材を選んだらいいのか迷っています。
屋根材は建物の外観イメ-ジを大きく左右します。 例えば洋館なら三州瓦・平形・和風なら三州瓦・和形というように外観に合わせて屋根材を選ぶのが無難ですが、 最近主流となっている和洋折衷タイプなら、どの三州瓦とも調和します。 また、性能面にも注意して選んでいただきたいものです。 下の「屋根材性能比較」でもわかるように、高性能な三州瓦なら安心です。
屋根材性能比較 三州瓦 石綿スレート セメント瓦 金属系屋根
耐久性(退色性) × × ×
強度
耐熱性 ×
吸水性
耐薬品製 × × ×
アスベスト使用
スレ-ト屋根ですが、いつ頃葺き替えないといけないですか?
スレ-ト系屋根材(石綿スレート)は、耐候性が低く色あせしやすいのが特徴です。 気性条件などによっても異なりますが、何年か経つと色あせが起こったり、屋根の耐久性もおちてくるので、 家そのものに影響を与えかねません。一概には言えませんが、定期的に塗装を塗り直さないとダメでしょう。
葺き替え工事費の目安はどのくらい見ておけばいい?
屋根材の種類によって異なりますが、瓦の葺代をはじめ以前の屋根のはがし代や廃材処理費などを含め、 屋根面積1㎡あたり15,000円~25,000円ほどです。
我が家は日本でも有名な豪雨地帯です。雨に強い屋根材を教えてください。
日本の1年間の平均降雨量は1500~2000mm。多い地域では4500mm以上も降ります。 豪雨地帯はもちろん、日本のどの地域でも雨に備えた屋根材選びが大切です。 その点、三州瓦なら表面がなめらかなガラス質で覆われているので、雨の走りもよく、長時間の豪雨でも屋内に雨水が侵入しません。安心して使っていただけます。
屋根の異常を簡単に見つける方法を教えてください。
下から屋根を見上げても屋根の異常はなかなかわからないものです。2階の窓からときどき1階の屋根を点検してください。 スレ-ト系屋根材で色あせが起こり始めると注意信号です。 また、大雨が降った次の日、天井裏を見てください。 雨染みがあれば、かなり屋根が傷んでいる証拠。すぐに補修工事が必要です。 なお、新築して数年たったら、豊富な知識と経験を持った瓦葺き技能士に屋根を見てもらう事をお勧めします。
葺き替え工事に適した季節ってありますか?
雨漏りなどの緊急事態は、季節を問わずすぐに対処しなければなりません。
色あせや老朽化などによる葺き替えは、梅雨がくる前に工事を終えたいものです。
なお、工事期間は気象条件などによって異なりますが、決して長くはかかりません。
カラーベストって瓦よりも安くてお得じゃないの?
住宅を建てられた状況によって、大きく答えは変わります。 家を購入した際、建売で購入された方は要注意です。 家の柱は軽いカラーベスト用に使われた細いものの可能性もあり、地震の際にその重さの差で潰されてしまう事も考えられます。 大工さんや工務店さんにお願いして施工してもらっている場合は、そのような心配はございませんので、カラーベストから瓦への変更も可能です。
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やっぱり瓦は重いから地震に耐えられない?
瓦の重みで家が崩れない事は、実証されています。 阪神大震災の時、多くの瓦屋根の住宅が倒壊し、マスコミが大きく報道した事もあり、「耐震面で瓦屋根は不利」という考えが日本中に駆け巡りました。 ですが、その時に崩れた住宅の多くは、建築基準法改正前の古い建物です。 古いという事は、それだけ瓦屋根の住宅が多いという事です。 きちんと基準を満たした建物であれば、瓦の重みで建物が崩壊する心配はありません。
漆喰が剥がれてきました。すぐに修理した方がいい?
下手に修理をせず、まずはご相談を! 漆喰の場合、下手に修理をしてしまうと、漆喰が押し出される形となり、余計な雨漏りを引き起こしたり、雨漏りがひどくなる可能性があります。 この場合は棟ごと替えた方が無難です。 大きな工事を想像されるかもしれませんが、値段もそれほどかかりません。